今回は、Google AdSenseの広告配信が制限される前に入れておきたいプラグイン「AdSense Invalid Click Protector」のインストール方法と使い方についてご紹介していきます
広告配信が制限される理由(通称アドセンス狩り)
Google AdSenseの広告は、一定時間に同じIPアドレスから複数回のアクセスを検知すると、広告が停止されるようになっています
これは、Google AdSenseのプログラムポリシーに違反することによるもの
パブリッシャー様がご自身の広告をクリックしたり、手動または他の方法で表示回数やクリック数を作為的に増やしたりすることは禁止されています。
Google 広告のクリックは、ユーザーの純粋な関心に基づいてで行われる必要があります。Google 広告を作為的にクリックまたは表示する行為は固く禁止されています。禁止されている行為には、反復的な手動のクリックや表示、クリックや表示を自動生成するツールの使用、ロボットや不正なソフトウェアの使用などがありますが、これらに限定されません。パブリッシャー様がご自身のサイトに表示される広告をクリックする行為は、どのような理由があっても認められません。
パブリッシャーとは、広告を掲載しているサイトオーナーのことを指します
悪意のあるブログ視聴者が広告を何度もクリックしたとしても、Google側からはサイトオーナーが自らの収益の為に広告を開いたと勘違いされ、広告配信が制限されるという仕組み
このような悪意のある第三者がAdSenseを制限状態に追い込む行為を「アドセンス狩り」と呼びます
自分のサイトは大丈夫と思っていても、いつ被害に合うか分かりません
Google Adsenseの広告を設置している人は必ず対策をしておきましょう
アドセンス狩り対策プラグイン「AdSense Invalid Click Protector」
AdSense Invalid Click Protectorは、広告への不正アクセスを防ぐために作成されたプラグインです
このプラグインを有効化することで、同じIPアドレスを持ったデバイスで広告をクリックできる回数を「3時間に3回まで」といったように、任意の時間と回数に制限することが出来ます
アドセンス狩りにあう前に設定しておきましょう
AdSense Invalid Click Protectorのインストール方法
①WordPressの管理画面を開き、プラグインの「新規追加」をクリック
②検索フォームに「AdSense Invalid Click Protector」を入れて検索
③「今すぐインストール」をクリック

④インストールを終えたら「有効化」をクリック

以上で、AdSense Invalid Click Protectorのインストールは完了です
有効に機能させるためにはまだ少し設定が必要なので、続いてご紹介していきます
AdSense Invalid Click Protectorの使い方・機能させる方法
基本的にはデフォルトの設定のままで問題ないのですが、設定を変更することも出来ます
WordPressの管理画面から、「AdSense Invalid Click Protector」の「Genneral Settings」をクリックすると、各種設定項目が表示されます

①Set the Ad Click Limit
同じアカウントでの広告クリック回数を制限することが出来ます。指定した数のクリックがあった場合、それ以上広告が表示されなくなります(~時間内に~回)
②Click Counter Cooke Expiration Time (default: 3 hours)
上記①で設定したクリック回数をカウントする基準時間を設定できます(~時間内に~回)
③Set the Visitor Ban Duration (default: 7 days)
上記①・②で設定した制限回数に該当し、広告が非表示になった場合に、再度広告を設定するまでの期間を設定できます
④Do you want to use the IP-API Pro key? ※有料設定
IP-API Proキーを使用の有無を選択することができます
⑤Provide your IP-API Pro key ※有料設定
上記④で「Yes」を選択した場合に、IP-API Proキーを記入することができます
⑥Do you want to block showing ads for some specific countries?
特定の国からの広告クリックを制限することが出来ます
⑦Banned Country List – Put ISO ALPHA-2 Country Codes (Comma Seperated)
上記⑥で「Yes」を選択した場合に、制限する国を指定することが出来ます
広告コードをfunction.phpに貼る
WordPress管理画面から「外観」の「テーマエディター」を選択して、以下のコードを「function.php」に貼り付けましょう
※Cocoonを利用している場合は、「//以下に子テーマ用の関数を書く」の下に貼り付け
add_shortcode( '任意のショートコード名', function() { if( aicp_can_see_ads() ) { // This part will show ads to your non-banned visitors $adCode = '<div class="aicp"><!-- Don\'t forget to add this div with aicp class --> <script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script> <!-- AdSense Responsive Ad Code --> <ins class="adsbygoogle" style="display:block" data-ad-client="ca-pub-1234567890" data-ad-slot="0987654321" data-ad-format="auto"></ins> <script> (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); </script> </div><!-- end of the aicp div -->'; return $adCode; } else { // Anything within this part will be shown to your banned visitors or to the blocked country visitors return '<div class="error">You have been blocked from seeing ads.</div>'; } } );
参考:AdSense Invalid Click Protector説明
任意のショートコード名を設定し、青塗りの部分は自分のアドセンスコードと置き換えて下さい

今回はショートコード名を”adsense”に設定しました
ショートコードを広告を表示させたい場所に貼り付ける
プラグインを有効化するまでの最後のステップです
上記で設定したショートコードを、広告を表示させたい場所に書き込みます
Cocoonの場合、WordPress管理画面から「Cocoon設定」の「広告」タブを選択し、「広告コード」に記入します

以上で、AdSense Invalid Click Protectorを有効化した広告の配信が開始されます
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