定期的に話題になる「カップルソファー席問題」
「男性が女性にソファー席を譲らないのは恥ずかしい派」と「そんなのカップルそれぞれ、男女平等派」の終わりなき戦いは決着がつかず、泥沼化しています
この記事並びにこのブログでは「男を磨く」延いては「好印象を持たれる男性になる」というテーマで様々な話題を記述しているので
その観点から、今回は前者の「男性が女性にソファー席を譲らないのは恥ずかしい派」を支持していこうと思います
一般的に、レディーファースト故にソファーを譲ると思われているこの慣習
実は、脳科学的にもソファーに男性が座らない方が良い理由があるんです
女性にソファー席を譲った方が良い一般的な理由

女性を奥側のソファー席へエスコートする行為が出来る男性は、紳士的だと好印象を持たれます
正直席なんてどこでもいいよという女性でも、ソファー側に自然に座らせてもらえると「気遣いの出来る男性」と感じる方は多いはず
何か理由がない限り、ソファーを譲らないより譲る方がより良い印象を与えることは間違いないです
これは「レディーファースト」の観点から来ています
それでは、なぜソファーを女性に譲ることがレディーファーストになるのかを考えていきましょう
椅子界のヒエラルキー
マナー界では、背もたれのついた一人掛けの椅子より、ソファーの方が格式が高いとされています
長椅子(ソファー)>アームチェア(肘掛け椅子)>アームレスチェア(肘掛けの無い椅子)>スツール(背もたれの無い椅子)

レディーファーストを重んじている男性であれば、女性が自分より格式の低い椅子に座っているなんて状況は恥ずかしいと思うはず

男は女性に支えられて生きています!敬いましょう!
※余談ですが、ソファーの格式が最も高いのは、古代ローマで貴族が長椅子に横になって客人を迎えていたことが起源とされています

席次のマナー「上座」「下座」

ビジネスマナーとして非常に重要である「上座」「下座」
上司やお客様、目上の人が座る席を「上座」
部下や接待側、目下の人が座る席を「下座」
と言います
上座下座の概念は、車内やエレベーター内など様々な所で存在しますが、今回はレストランや会議室などの室内でのマナーについて
室内では、
・椅子界のヒエラルキーが高い方が上座
・入り口から遠い方が上座
といった順になっています

基本的に、入り口に近い側の下座に椅子、奥側の上座にソファーが設置されているので、迷うことは少ないでしょう
日本的な慣習から見ても、女性を敬う気持ちがあればソファー席に座ってもらうことがベターです
この上座下座の起源には諸説ありますが、戦国時代に敵が入り口から攻め入ってきた際、位の高い人を守れるよう遠い所に座ってもらっていたことから来たという説があります

男たるもの、敵が攻め入ってきた時でも女性を守れるように、上座に座ってもらいましょう!
女性に楽しい時間を過ごしてもらおうという意識の問題
ここまで椅子の格式やマナーがどうのこうの言ってきましたが、これは本来そのような問題ではなく、「いかに女性に自分との時間を楽しんでもらうか」といった意識の問題です
女性はソファーに座りたいわけではなくて、そのような意識を持っている紳士的な男性と食事を楽しみたいのです
大切にされたい、気遣いをされたいのです
マナーを考えるのも非常に大切ですが、実際のシーンでは、以下応用編のようにその場に合った対応を心掛けましょう
「カップルソファー席問題」応用編
夜景が魅力のお店なんかで、手前側に座ってもらった方が景色が良く見える場合、ソファーを譲ることがマナーだと分かっているオーラを出した上で

景色良く見えるだろうしこっちに座る?
なんて臨機応変に対応できると、より魅力的に見えるでしょう
また、複数人の飲み会などで、早めに帰らなければいけない事情が分かっている女性がいた場合には

今日そんな長くいれないんだよね?奥行くと出れなくなっちゃうよ
なんてさり気なく気を遣って、立ちやすい席にエスコートしてあげましょう
脳科学的観点から見る「カップルソファー席問題」

実はレディーファーストの視点以外に、脳科学的に男性がソファー席に座らない方が良い理由があるんです
遥か昔から男性の脳は「狩猟脳」として活用されてきています
この狩猟脳は端的に言うと「獲物や敵との位置関係に敏感」という脳の仕組みです
これは人間の進化の過程で、男性は狩猟をして食料を手に入れる役割を、女性は身近の家事をこなして家庭を支える役割を担っていたことから形成されたと言われています
現代のように男女平等化が進んでいる社会では、そのような分業は無くなってきていますが、今でも遺伝子が受け継がれているという説があるこの「狩猟脳」
元東京女子医科大学脳神経外科教授の河村氏もこのように述べています
男性脳が女性脳より唯一勝る事をお示ししましょう。
これも前にお話ししましたが、人間の進化の過程に関係します。男性は、家族を守るために、外敵の排除や食料の確保をしてきました。そのため、現在でも男性脳にはこのような能力が維持されているのです。即ち、「空間把握能力」が断然女性より優れています。
アフリカのマサイ族の狩を見てみると、狩のためには、女性のようなおしゃべりは不要で、狩を一緒にする仲間と目配せで合図を交わし、遠くに動く獲物を追い詰めます。女性より遠くの動く物に対する反応が優れています。

、、、男性の皆さん。僕らの脳は空間把握能力だけが取り柄みたいです
男性は獲物までの距離を正確に測ったり、地図を読み取ることに長けた、中遠距離重視の認識の仕方をしてきました
一方、女性は、他者の体調の変化や食べ物の状態を敏感に察知することに長けた、近距離重視の認識方法を取ります
男性が地図を読めない女性に不満を抱くことや、女性がメイクの変化に気づかない男にうんざりするのは、この認識方法の違いから起こっている可能性もあるのです
こちらの著書にも似たようなことが記述されていて面白いので、良ければ読んでみて下さい
日本で200万部、全世界で600万部、42カ国でNo.1となった超ベストセラー
少し脱線しましたが、この認識方法により、男性が店内を見渡せるようなソファー席に座ると、目に映るものや他の客の動きに自然と目線を動かしてしまいます
これは故意ではなく、脳科学的な知見からも言われていることなので、意識して相手に集中しない限り男性にはどうしようもありません
しかし、そのような事情は女性には関係ないので「私との話に集中してない!」「ほかの女の子の事チラチラ見てる!」なんて思われてしまいます
間違ってもそんな時に

男性脳は狩りをすることや外敵を排除することに特化しているんだよ!僕が悪いんじゃなく脳科学的に目が泳いでしまうんだ!
なんてことを言って、白い目で見られないように注意しましょう
「カップルソファー席問題」まとめ

いかがだったでしょうか
- レディーファーストやマナーの観点から見る女性にソファーを譲る理由
- 脳科学的観点から見る女性にソファーを譲る理由
以上2つの観点から、女性にソファーを譲るべき理由をご紹介しました
正直、僕は僕以外の男性がソファーに座ろうと女性に譲ろうとどっちでもいいと思っています
たまに論争が起こっていますが、そんなものは個人の勝手で、言い争うことでもないんじゃないかなあと

好印象を持たれたいならとりあえず譲って、気にしないなら譲らなくてもいいんじゃない!?
って感じです!
おわり
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